パンチとか掌とか鉤手とか、手の形や作り方を紹介するよ!
このコンテンツを読むと、
カンフーに出てくる手の形(手型)がわかります。
覚えとくと、日常で殴り合いのケンカをするかはともかく、
人と違ったカッコいいポーズの写真を撮りたいって時に使えるかも。
いやいや、人間土台が肝心。
脚の型を教えてよって人は、こちらの記事を先にどうぞ。↓
手の型はざっくり3つある(手型)
カンフーには手の型があって、これを手型(しゅけい)といいます。
拳(けん)
掌(しょう)
鉤手(こうしゅ)
注意
この3つ以外にも手型はあります。
中国武術はたくさん流派があり、それぞれ独特の手の型があって、
その形から使い方まで様々です。
この3つの手の型は、
主に長拳(型の競技)や太極拳などでよく使われる形です。
伝統的な中国武術でも、
流派によっては手型や使い方が似たり寄ったりなことはあります。
長拳、太極拳についてはこちらで解説しています。↓
ま、人間ならやること考えること似てくるよね
拳の握り方
- 手順1手をひらく
- 手順2小指から握って
- 手順3四指を曲げる
- 手順4親指で人差し指、中指を締める
- 手順5横や上から見て角度を図のように確認
キレイに拳を握れましたか?
壁や床に拳を押し当ててみると、形が整います。
※基本の突き方や鍛え方、実際の使い方などは別の機会に紹介します。
掌の形
- 手順1手を開く(楊式太極拳ならこのまま)
- 手順2四指をそろえる
- 手順3親指を内側に曲げる
- 手順4手首を起こしたり
- 手順5チョーップ!
太極拳と長拳とで掌の形が異なります。
太極拳の掌は手順①のように開いているけど、長拳は指そろえます。
(ちなみに中国式レスリングは長拳と同じ掌の形を使います)
鉤手って何?
鉤手(こうしゅ)ってのは、主に掴んだり、ひっかけたりするカンフーの手の形だよ
他にも流派によっては、鉤手の指先や手の甲を使って、
ツボを攻撃したりする(点穴)などの用法もあります。
鉤手の形の作り方です。
- 手順1手を開いて
- 手順2指先を合わせて手首を曲げる
長拳は上の画像の通りですが、太極拳はちょっと形が違います。
下の画像の通りです。(太極拳の鉤手)
いつも黒豆仙人が太極拳で指導する時は、何かをつまむ形、と言っています。
こんな具合に。↓
まとめ
- カンフーの手の形を手型という
- 拳と掌と鉤手ってのがある
- 長拳、太極拳で手型がちょっち違う
以上、カンフーの長拳、太極拳の手型について解説してみました。
- 「どんなポーズがとれるの?」⇒ 足腰は土台! カンフーで鍛える下半身の筋トレ(歩型)
- 「どうやって動いたり、鍛えたりするの?」
- 「この手の形で実際、どんな使い方するの?」⇒ みんな大好き殴るコツ! サルでもわかるパンチの基本(冲拳)
それは別の機会に解説していきます。
ここまで読んで下さって、本当にありがとうございます!