黒豆仙人
丹田呼吸法は、
黒豆仙人が効果を実感したカンフーの呼吸法です。
この呼吸法は、
- 片足立ちなどでも身体を安定させることができる
- 緊張を和らげることができる
- 疲労を軽減できる
即効性もあるし、習慣化すれば冷え性や腰痛の解消などに役立つ、
とても実用的な呼吸法です。
解説なんぞいらん。やり方を教えて、という人は、こちらの記事をポチッと。↓
【ストレス・痛み軽減】イチバンおすすめな武術の呼吸法、丹田呼吸法その1(やり方編)
丹田について
カンフーでは、おへそから指三本分くらい下のところを、
丹田(たんでん)と呼んでいます。(上図を参照)
丹田というのは、
気というエネルギーを集めて若返りの薬(内丹)を作る場所のことです。
黒豆娘ラン
丹田は古くから中国医学にある概念です。(黄帝内経 紀元前206年 – 8年)
丹田呼吸法は、道教などの仙人(不老不死)になるための修行方法の一つでもあります。
仙人修行というと、
なんだか一気にうさん臭い感じがするかもしれません。
要するに丹田呼吸法は中国式アンチエイジング法。
仙人になるかはともかく、
丹田および中国医学は東アジア諸国にも伝わっており、
(日本では4~6世紀ごろ)日本の武道や禅でも丹田は重要視されてします。
もちろん、カンフーでも丹田は大事で、
太極拳など「気を丹田に沈めろ(気沈丹田)」と重要視している流派も多々あります。
3つの丹田
中国武術界、日本武道や禅などで丹田というと、
大体はへその下にある下丹田のことです。
丹田は大別して3つあります。
頭に上丹田(神)、
ミゾオチのあたりに中丹田(気)、
下っ腹に下丹田(精)があります。(下図を参照)
丹田ってそんなものあるの?
解剖学的には、人間の体に丹田という臓器は存在しませんし、
仙人修行で本当に不老不死になれるかは、
自称仙人の僕にはわかりません。
ただ、丹田なるものは存在しないから、
意識するのは意味ないかというと、そうでもなさそうです。
下の図は人の神経系図ですが、上の図と見比べるとわかりますが、
上中下の丹田の位置と心身の健康に関わる自律神経中枢の位置が合致しています。
心身をリラックス状態にする二つの副交感神経の中枢が、
脳神経(頭の上丹田)と仙骨神経(下っ腹の下丹田)に位置し、
緊張と興奮を司る交感神経が首から腰までにある、
脊髄の交感神経幹神経節(背骨の真ん中あたりで中丹田)にあります。
丹田と自律神経はイコールではないですが、
イメージ、精神作用がもたらす人体への影響もバカにはなりませんから、
気とか丹田があるかどうかはともかく、
「交感・副交感神経が優位に働くぞ~」くらいに意識してみるのもいいかもしれません。
まとめ
- 丹田はエネルギースポット(神経の中枢)
- 丹田には上中下の3つある
- ごたくはいいから丹田呼吸やってみれ
ちょこっと込み入った解説になりました。
黒豆娘ラン
最後まで読んで下さってありがとうございます。
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