黒豆娘ラン
何か緊張していたり、不安感じてませんか?
そんな時は歇歩がおすすめ。
歇歩は不安定なポーズですが、
不安定だからこそ安定しようと身体はバランスを取ります。
その結果、姿勢を正しく保持し続け、
心身の安定感を作り出してくれる不思議な型です。
さあ、ちょっとイスから立ち上がって、試しに歇歩で5秒姿勢を保てるかやってみましょう。
※このコンテンツで紹介する歇歩は、転倒の危険があるので周りにご注意ください。
歇歩ってなに?
歇歩は長拳や太極拳でもみられる下半身の型です。(柔軟性に欠けてできない場合、膝を少しまげるだけでもいいです)
歇歩の歇とは休むという意味です。
「どうしてこれが休む足なのか?」
やってみるとわかりますが、
立って脚を交叉させるのはとても不安定な姿勢です。
相手や周囲の環境に、不安や緊張を感じている時にはまずしないでしょう。
人前で足を交叉するのは、今の環境を心地よいと感じ、安心している時のしぐさである、と心理学で言われています。(上図参照)
心と体は一つ。
あなたがもし不安を感じているなら、身体から心へ働きかけるべく、歇歩の姿勢をとってみるのもよいかもしれません。
ちなみに格闘のなかで歇歩は、かわしながら背後へ振り向いたり、投げ技の時に使ったりします。
※それについては、また別記事で紹介しましょう。
カンフーの下半身の型(歩型)が低姿勢になるものが多い理由については、5秒筋トレ! 馬歩のやり方(歩型)をご覧ください。
5秒筋トレ! 馬歩のやり方(歩型)虚歩のやり方
歇歩のやり方、さっそくやってみましょう。高齢者の太極拳の場合、ちょっと膝曲げる程度でOK。
歇歩のやり方(長拳&太極拳共通)
- 手順1脚開いて立つ(開歩)
- 手順2左足を右足後ろを通って交叉。この時なるべく広げる(2足分くらい右足から離す)
- 手順3左足かかとを浮かし、左膝を地面につけないでカカトに座る(股がカカトにくる)
- 手順4足の間隔がせまいと支持基底がせまくなるから不安定、間隔を広くすると安定して身体がまっすぐになる
安全第一! こけてもよいように周囲を確認し、不安なら壁や柱で支えながらやるとよいでしょう。
黒豆娘ラン
下腹部に力を入れて呼吸に集中し、
丹田呼吸法をするとよりバランスを保ちやすいです。
手を地面につかずに5秒ぐらい歇歩の姿勢を保持できましたか?
いくらでもできそう、という人は、
今はおそらく心身が高いレベルで柔軟かつ安定しているのでしょう。
左右で安定感がちがうこともあるので、交互に比べてみるとよいです。
※左右の安定の度合い、姿勢によって今の心理状態や視力に問題があることがわかったりする場合がありますが、これはまた別の記事に書きます。
太極拳、長拳、武術に関心が湧いたら下記のリンク先記事もおすすめです。
まとめ
- 不安定に安定をつくる歇歩
- 歇歩は軸足のカカトに股をのせて膝つかない
- 5秒×左右3セットになれたら手放しで10秒くらいはもつように
歇歩についてでした。
体と心を整えるべく、たまにでも歇歩を日常生活でやってみるとよいでしょう。
もっと楽して柔らかくなれんかなぁ
そんなあなたの多分、つよ~い味方! リンゴ酢!!
黒豆仙人
ちなみに、酢に含まれるクエン酸には、
血管の拡張と血行改善効果があり、筋肉中の乳酸(疲労物質)を分解し、
凝りをほぐす働きがあります。
黒豆娘ラン
他にも歩型はたくさんあります。
それはまた別の機会に紹介しますね。
以上、読んで下さってありがとうございます。
不安定な時に歇歩で安定を取り戻せるきっかけとなったら幸いです。
コメントを残す