黒豆仙人
この記事では、呼吸がもたらす効果を知ることができます。
呼吸を意識する5つのメリット
呼吸を意識してやると以下のようないいことがあります。
- 集中力アップ
- ストレス軽減
- リラックス効果
- 脳の活性化
- 運動のコントロール(次章で解説)
呼吸を意識するのと意識しないのとで、
活性化する脳の部位が異なることは、
脳神経科学的にも研究されて結果がでています。
(ノースショア大学ロングアイランド病院の神経外科医Ashesh Mehta博士とコロンビア大学の博士研究員であるJose Herrero博士が行った研究より November 19, 2017)
黒豆仙人
黒豆仙人おすすめの呼吸法と瞑想のやり方も、
参考までにご覧ください。
呼吸で上がる能力
呼吸でコントロールできることはたくさんありますが、
たとえば呼吸を意識することで、
以下のような身体能力の向上をもたらします。
- リズム
- 協調性
- 効率性
リズム
呼吸は動きのリズムをコントロールします。
ダンスでは音楽に動きを合わせるのに、
リズム感は必須のスキルですが、
武術ではリズムって関係あるのか。
大ありです。
型演武ならばダンスと同じようなものですし、
対人格闘でも拍子や間が存在します。
もっとも、対人格闘では動きを合わせるだけでなく、
隙を突くためにあえてリズムを崩したりもしますけどね。
黒豆仙人
動きのスピードは呼吸が大きくかかわっています。
たとえば、あなたは火傷した経験はありますか?
100°くらいの火傷する熱い物を触った時、
瞬間的に動いて、「あちっ!」とか短く鋭く言ってますね。
「あ~つ~い~な~」とゆっくりではないと思います。
その短く鋭い声は、瞬発力を生み出す呼吸となっています。
空手でいう気合と同じです。
※瞬発力を生む呼吸法については、また別の機会に紹介します。
協調性
協調性とは、ある目的のために身体の各関節が、
協力して動くことです。
いわゆる動きの硬さ、柔らかさとは、
全身が協力し合って動けているかどうかで、
呼吸が関係しています。
「1,2の3っハイ!」「いっせーのーでっ!」
リズムにも関わるところですが、
号令(呼吸)に合わせたり、かけ声に合わせて動けば、
人と動きのタイミングが合うように、
全身の関節もタイミングよく動いてくれます。
呼吸の面白いところは、自分だけの動きに留まらず、
相手や集団にも関係があることです。
たとえば、催眠術や交渉術などでも呼吸は重要です。
呼吸を合わせることはペーシングといって、
人間心理とコミュニケーション、人との信頼関係を築く上で大変有効であるとされます。
武術では人と合わせるだけでなく、
呼吸の特殊なコントロールで相手の脳を混乱させ、
自分に有利な状況をつくる、という、
えげつない方法もあるくらいです。
(やると人に嫌われるのでお勧めしません)
※スポーツなんかでも応用できますが、その方法については別の機会に書きます。
効率性
リラックスするのに使える呼吸ですが、
呼吸は動きの効率をよくします。
無駄な力を入れない最適な状態のこと。
これを武術用語で放鬆(ほうしょう、ファンソン)といいます。
呼吸の仕方にも色々種類がありますが、
使い分けることによって、
それぞれの状態で最適化することができます。
たとえば、
パンチを出すなどの瞬間的な速さや力が必要な時、
「ハッ!」と短く切るように息を吐くと、
余計な力が抜けてくれます。
試しに息を止めて同じ動きをやってみると、
その違いがわかると思います。
黒豆娘ラン
※呼吸法で最適化する方法もまた書いていきます
疲れてましたら、おすすめの呼吸法と瞑想があります。
こちらをご覧ください。
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