黒豆仙人
僕、黒豆仙人とカンフーとの出会いは、幽幻道士、来来キョンシーズに始まり、
ファミコンでスパルタンX、ケルナグールなどで熱くなった……そういう世代です。
それがカンフー映画界のレジェンド、ブルースリーやジャッキーチェン、ジェットリーに憧れ、
中国の体育大学に武術留学してまで、中国武術の神秘を追いかけ、修行に明け暮れました。
自他ともに認める変人でしょう。
そんな僕が一押しするのは、自分でも意外すぎる、カンフーパンダです。
正直、高を括ってました。
他の批判的で保守的かつ懐古趣味的なカンフーマニアなレビューを見ながら、
また、アメリカ産ということもあって、バイアスもあったでしょう。
黒豆仙人
偏見に満ちながら、そう思っていました。
しかし、黒豆仙人はカンフーパンダを見て、
感動しまくりました!!!
黒豆仙人
カンフーパンダ1のあらすじ
デブでカンフーオタクなだけだったパンダ(ポー)が、
ひょんなことからカンフーの始祖であるウーグウェイ導師から「龍の戦士」に指名され、
導師の弟子であるシーフー老師の元、翡翠城で修行をすることになる。
心の闇により、かつて村を襲ったカンフーの天才タイ・ランが刑務所を脱獄し、
無限の力を授けるという伝説の龍の巻物を奪いに翡翠城を襲撃しにくる。
食いしんぼでぐうたらなカンフー素人のポーが、
邪悪なカンフーの達人タイ・ランの襲撃に、いったいどう立ち向かうのか!?
カンフーパンダの何がよかったのか
黒豆仙人
映画としてみるとカンフーパンダは王道も王道なんですね。
冴えない奴の逆転劇で、カンフー映画としても、師からの継承、成長を描く。
そこにですよ。
カンフーパンダって子供ももちろん大人も見られるように、
ジャッキーチェンのコミカルなカンフー(しかも、声のキャストにジャッキーチェンも出演)をメインに、
過去のカンフー映画の名シーンや面白い要素、オマージュをふんだんに盛り込んでくるわけですよ。
中国の原風景や音楽も美しく、それだけで心の琴線に触れます。
黒豆仙人
黒豆娘ラン
魅力的なキャラクターと愛情に満ち溢れた親子、師弟関係
シーフ―老師と、可愛がられて育ったがゆえに歪んでしまったタイ・ランとの師弟関係。
ガチョウであるポーの父親との、親子関係。(ポーの出生の謎は続編で明かされる)
あんまり言うと、安っぽくなるので多くは語りませんが、
所々で見られる老師やガチョウの父親の、愛情深く、
どこまでも温かいメッセージに……黒豆仙人は何度もグッときました。
黒豆仙人
黒豆娘ラン
東洋哲学が盛り込まれてる
なんとなくカンフー映画として見て、
ただアクションシーンが凄いな、
あるいは「昔のカンフー映画の方がよかった」と思う方もいるかもしれませんが、
カンフーパンダの魅力は、作中で随所にさりげなく語られている東洋的なメッセージ性です。
黒豆仙人
豪華キャスト
「カンフーパンダ1」の監督や声優
監督・・・マーク・オズボーン/ジョン・スティーブンソン
声優・・・ポー=ジャック・ブラック(山口達也)
シーフー老子=ダスティン・ホフマン(笹野高史)
マスター・タイガー=アンジェリーナ・ジョリー(木村佳乃)
マスター・モンキー=ジャッキー・チェン(石丸博也)
※ ()は日本語吹替版声優
声優陣は、オリジナルも日本語吹替版も豪華キャストです。
カンフー映画のカリスマ、ジャッキーチェンが猿のカンフーマスターとして脇役で出演してます。
黒豆娘ラン
おわりに
映画なので、都合が良すぎたりするところもあるのですが、
僕は中国やカンフーと縁があったこともあってか、
カンフーパンダをとっても楽しめました。
また、カンフーパンダ1ももちろんよかったのですが、
その勢いで続編をハラハラしながら(大概、ヒット作の続編ってつまんないから)観たのですが、
これが思いのほかよく作られており、どれも音楽も映像も綺麗で、
テンポよく大人も楽しめるよう深く考えられた映画でした。
黒豆仙人
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