会議や長話、愚痴のムダ時間を有効活用する瞑想法、内観(観行)

「こんな事、いちいち話し合う必要ないよな」

「また始まった‥‥長話にウンザリ」

 

延々続くムダな会議、

ボス(社長、上司や学校の先生など)の独演会に説教、

聞きたくもない愚痴……。

避けたいけど避けられない負の現実ってありませんか?

 

あなたの意志力を奪うだけの有害な時間を、

自分の気づきや成長に使え、

かかるストレスを最小限にできるとしたら‥‥?

 

この記事では、

気づきの瞑想法、内観(観行)について紹介します。

 

※内観の理解が深まるので、内観(止行)も一読される事をオススメします。(スキマ時間で気づきの瞑想法、内観で心が自由になる!(止行)

 

黒豆仙人

内観は仏教由来の瞑想で、心を観察するんだ。生活はもちろん武術やスポーツにだって使えるぞ!

内観のやり方(観行)

 

内観(観行)は、心を観察する瞑想法です。

 

この瞑想で、

メンタル改善、客観的な思考習慣、ストレス軽減の効果があります。

内観には止行と観行の二種類があり、

今回は観行(かんぎょう)についての紹介です。

(止行についてはこちら ⇒ スキマ時間で気づきの瞑想法、内観で心が自由になる!(止行)

具体的にどうするか

 

観行のやり方は、

自分の考えていること、感じていることを心の中でつぶやきます。

たとえばこんな具合。↓

娘の愚痴。


黒豆の娘ラン

もー、ヤダ! 何で私だけないのー? ずるいー! 私ばっかり嫌な目に、ほんっとイヤイヤイヤ……!

黒豆仙人

(娘が話している、話しているのを聞いてる、聞いている、不毛に感じている、イラついている……)

 

いきなり始まった娘のイヤイヤに対して、

黒豆仙人は観行の瞑想をしています。

瞑想のいいところは、自分を客観視できること。

 

客観視できれば感情に流されにくくなり、

冷静な状況分析と判断ができるようになります。

 

先の例で感情に流されたとしたら、

「やかましいっ! うるさい!」となるでしょう。

それがもし客観的であれたら、

また別な対応ができる余裕ができるかもしれません。

 

別の具体例をあげてみましょう。

ボスの説教に対して。

 


黒豆仙人

なんで怒られているのかわかってんの! こっちだって、こんなことイチイチ言いたかないよ!

黒豆の娘ラン

(顔が恐いと感じている、声が大きいと感じている、周りの視線を気にしている、恥かしいと感じている、頭のかゆみを感じている、電車の音が聞こえている……ボーっとしていた、早く終われと感じている)

 

このように、

自分の考えていることや、感じていることを、

淡々と実況し、途切れても気付いたら続けるのがコツです。

 

心の中でつぶやきを続けていくと、

様々なことに気づきます。

 

それがきっかけで何か新しい閃きがあるかもしれません。

ここまでは実例を交えてやり方を説明してきましたが、

ここからは内観を効果的に行う秘訣を紹介します。

 

  • 今この瞬間に集中するためには?
  • 傾いた姿勢が原因かも
  • 迷ったら呼吸に戻る

今この瞬間に集中するためには?

 

内観はなるべく眼を使わないようにしましょう。(凝視をさける)

 

なぜなら視覚から入る情報は、

聴覚や触覚などにくらべて脳への刺激や影響が大きいため、

心を奪われやすくなるからです。

 

心が奪われても気づいたらもどせばよいですが、

感情を揺さぶる対象を凝視すると、

それに囚われ続けるので瞑想は難しくなります。

 

先のような場面で、説教や愚痴を言う人がいた場合、

対象から少し視線を外すか、

喉の辺りをボンヤリ全体を眺めると、

感情に振り回されず、実況に集中しやすいです。

 

これらの目の使い方は、

武術やスポーツにおいても大変有効です。

 

眼と心の関係については、

こちらの記事で詳しく触れています。⇒(痛みを軽くする目の使い方とは?(眼法)

 

傾いた姿勢が原因かも

 

なんか集中できない、という人は、

姿勢を点検してみて下さい。

 

やる気の起きない人は、後ろ重心になっているか、

姿勢が歪んでいる可能性があります。

 

これをまっすぐに正すだけでも、

自信を持ち、前向きな気持ちで物事をとらえ、

瞑想にとりくむことができるはずです。

 

迷ったら呼吸に戻る

 

心の内側を観察しているうちに、

観察や実況が途切れてしまうことがあるかもしれません。

 

実況が途切れたことに気づいたら戻りますが、

観行で集中できない時は、

内観の止行(呼吸を意識して実況)に切り替えたり、

戻したりするのも方法の一つです。

 

ただし、会議や人が話している時に止行をやると、

内容を聞き漏らしたり、「聞いてんのか?」って怒られますから、

ほどほどにしましょう。

 

まとめ

  • 考えや感情を心の中でツィートしたれ
  • 自分を客観視する訓練だ
  • うまくいかんなら武術三原則を点検してみれ

 

以上、内観(観行)を紹介しました。

 

内観(観行)で自分の心を観察すると、

これまで気付かなかった心身の状態を、

より細かくチェックでき、気付きを得られるようになります。

 

この内観を黒豆仙人流では、

呼吸法と合わせて站椿(たんとう)でも行います。

(詳しくはカンフー式瞑想法! ストレスに負けないリラックスした体の作り方参照)

黒豆仙人

站椿で内観(止行、観行)をするなら、自分を一歩退いて観るサードパーソン・シューティングゲーム(第三者視点)みたいな感じで、自分を観察するんだ

 

これらの内観によって、

内側を観察するくせがついてくると、

さまざまな場面で自分の感情や改善点などに、

気づくようになります。

 

もちろんスポーツの試合中や試合後などでもです。

読んで下さってありがとうございます。

内観があなたの生活に活かせたら幸いです。

次も、お楽しみに。

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