黒豆仙人
完全に緊張やストレスをなくすのは難しいですが、
眼法によって、心理的なストレスをある程度は緩和できると思います。
ダメージを軽減する眼の使い方
基本的に人を前にしても眼は、
広く遠く正面を見る。
つまり、遠い景色でも見るように、相手全体をぼんやり眺めるようにします。
これは黒豆仙人の武術三原則のうちの一つ、
眼法のやり方で、人と面と向かった時も同じです。
たとえば、やたら威圧的で恐い人の相手をしなければならない場面では、
早く逃げ出したいけれど、
こんな時に相手からそっぽ向くと、「訊いてるのか!?」と火に油を注ぎかねません。
武術の眼法を使うと、こうなります。
喉や顎のあたりを、ぼんやり眺めることで、
相手の全体の動きが把握でき、自他を客観視しやすくすることで、
相手の怒りや嫌悪など、悪感情に呑まれにくくなります。
注意してほしいのは、あくまでぼんやりと眺めることで、
喉や顎の、特定のパーツを凝視しないようにしましょう。
凝視すると視野が狭く、緊張状態に陥り、呼吸は乱れて判断力が低下していき、
物理的、心理的なダメージに対して心身が弱くなります。
黒豆仙人
眼法って武術的にはどうなのか
黒豆娘ラン
たとえば、
人と喧嘩になって相手が殴りかかってくる時、
喉の辺りをボンヤリ見ると、肩の動きから相手の攻撃が読めます。
しかし、この時、
自分を害する恐怖の対象(この場合は拳)を凝視すると、
身体は緊張してしまうので、対処が難しくなります。
凝視によって人は恐怖心が湧きやすくなるのと、
拳など末端の動きは、速すぎるので人間の眼では追いきれません。
また、相手の眼を見る場合、
眼球の動きから、相手の行動を予測することもできるかもしれませんが、
それは心理的に余裕がある場合、恐怖に呑まれていない場合に限ります。
あなたが相手より物理的、精神的、
あるいは社会的に弱い立場にあり、
相手の眼を見ることで緊張したり、恐怖を感じるなら見ないほうがいいでしょう。
また、事を穏便に済ませたいのなら、
眼を見つめることは避けた方が無難です。
動物同士でもそうですが、相手の目をジッと見ることは「敵意」を表します。
好きでもない人なら尚のこと、
眼を合せられるのは不快でしかなく、
喧嘩っ早い人などの敵愾心を煽ることになりますので、
衝突したくなければ、やはり眼を見ないほうがよいです。
黒豆娘ラン
黒豆仙人
まとめ
- 相手の喉あたりをぼんやり眺める
- 眼を合さない
- 丹田呼吸を忘れずに
対人ストレスを軽減する武術三原則の“眼法”について紹介しました。
紹介した眼の使い方でももし、ストレスを強く感じるようでしたら、
丹田呼吸に集中し、あるいはシガレットブリージングを併用してみて下さい。
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武術によって、あなたの身に降りかかる痛み、ストレスを、
少しでも軽くするお役に立つのなら幸いです。
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