幼児の癇癪(かんしゃく)にイライラ、子どもに困った武術家の対処法(育児・子育て)

黒豆の娘ラン

ふぎゃぁぁあああぁあああああああ!!!

相手は2〜4歳頃の幼児。

何が気に入らんのか、

なだめすかしても全部ポイポイ投げたり、

ひたすら泣き喚いたり……。

黒豆仙人

じゃかましゃぁあああ!!! いい加減、黙らんかぁあああああ!!!

……って、叫びたくなりませんか?

ただでさえ仕事や家事で疲れてるのに、

畳み掛けるように子どものかんしゃく!

そんな時にどう対処するか?

 

黒豆仙人が武術を応用した対処法をいくつか紹介いたします。

子供がかんしゃくを起こした時の対処法

日々お疲れ様です。

子育て大変ですよね、わかりますよ。

それでかんしゃくについて、まず押さえておくべきポイントが3点。

 

  • かんしゃくは、何か訴えたいことがある、ということ
  • それは自我の芽生えで発達の過程であること
  • 子どもは性格も成長もみんなちがって、かんしゃくも個人差があるということ

3点を踏まえた上でも、

いざ泣き喚かれるとイライラしてしまうことでしょう。

さあ、そこで武術の出番です。

 

大事になってくるのが、呼吸、姿勢、眼法の武術三原則

 

まず自分が呼吸で落ち着け

 

「人は自分の合わせ鏡」

 

人は、こちらがイライラしていると相手のイライラも増幅します。

ミラーニューロンという脳神経細胞の働きにより、

鏡のように相手の感情に共感し、同調してしまうからです。

 

特に幼児期は、人の模倣(ミラーリング)をして脳を成長させていますから、

あなたの感情に子どもは影響されます。

なので、あなたがイライラしていると、子どもも同調して余計にイライラしまいますから、

火に油を注ぐようなものです。

 

もし怒鳴って一時的に従わせても、それは直接あなたに返らなくても、

積もり積もって何らかの形で負の結果を生みます。

(他の子にしたり、自傷行為、無気力など)

 

黒豆仙人

だから自分が落ち着くこと。そのために一旦、武術の丹田呼吸法

大概、イラついている時の呼吸は浅く早いか、

止まっているかのどちらかです。

自分の脳みそが酸欠になっているので、

ゆーっくり、隅々まで届くように、吐く息を長くします。

さあ、そこで丹田呼吸法の出番です。

 

丹田呼吸法、ダメージ軽減version
  1. 丹田(おへそから指三本分くらい下、下腹部)に意識を向ける。
  2. 肛門を締めて力を入れる。(トイレを我慢するような感じ)
  3. 呼吸は鼻から吸って、口から長く吐くを5セット。

 

姿勢を正す

 

思い通りにならないでイラついている時、

あなたは姿勢がどうなっているかチェックしたことはあるでしょうか?

 

人は攻撃的になっている時、

重心がつま先にあり、首から上が前に出てきて、相手に面と向かっています。

これは威嚇したり、獲物を狙う獣と同じ戦闘態勢です。

 

肩がこわばり、重心が高くなっているので、

姿勢をシャンと真っ直ぐにして、3秒ぐらい下腹部に力を入れてみて下さい。

 

それだけでも心をリセットできる可能性があります。

心をリセットできれば、「あ、これでキゲン治るかも?」

と解決策を考える余裕がうまれるはずです。

 

姿勢は大事です。

ちょうどよい機会ですから、

姿勢を意識してつくってみるのはいかがでしょう。

 

眼を別なものに向ける

 

イライラ来たら気をそらすのは、まず自分から。

 

人と戦うことが武術の本質ではありません。

人と対峙しながらも、自分と向き合い、自分と人を活かすことが重要です。

 

それには、武術三原則の一つ、眼法が役立ちます。

 

具体的にどうするかというと、

広く遠く正面を見る

 

 

「は? なんで?」と思う人は、

 

感情的になって議論が白熱したり、

ケンカになったりすると人の目はどうなっているか知ってますか?

 

答えは、凝視しています。

 

怒りやイライラの感情を持つ人の目は、

視界が狭くて周囲が見えていませんし、近視眼的になっています。

 

心と体は一つ。

眼の使い方が偏れば、心、思考もまた偏り、

柔軟性を失って感情に囚われやすくなっています。

 

だから、眼の使い方を変えることで、

心にアプローチすることができるのです。

 

広く遠く正面ねぇ、それで本当に変るのかよくわかんないなぁ

 

という人もいるでしょう。

 

ご安心ください。

以下、眼法のより実践的な気をそらし方の例を、

自分のと子供のと二つ紹介します。

 

  • 自分の眼をそらす
  • 子どもの意識をそらす

自分の眼をそらす

 

イラつく原因を見れば見る程、イラついて凝視してしまいます。

 

だから武術的にも正しい対処法とは、

  1. 距離を置くこと
  2. 怒りを誘発する対象を見ないこと

 

たとえば、

 

  • いったん外の景色を見る
  • ほんのわずかでもその場を離れる(安全確認は必須)
  • 「5分だけ代わって」と言って少しパートナーに代わってもらう

 

これらはすべて眼法が関わっており、冷静になる有効な手段です。

まず、あなた自身が冷静になること。それが重要です。

 

「抱っこしたり、いろいろ手は尽くした」

「ネットでみかけるなだめる方法試したけど、うちの子にはダメだった……!」

 

ひたすら泣き喚いている我が子に八方塞りで、

ただただ嵐が去るのを待つように、耐えるしかないことだってあります。

 

もし子どもを落ち着かせる唯一の方法が“ママの抱っこ”だったら、

男にはどうにもなりません。

 

実際、長男がそうでした。

 

手詰まりの時、黒豆仙人は人差し指を自分の耳に突っ込む“耳指ガードをしました。

 

やってみるとわかりますが、

耳指ガードは騒音を減らして、精神的なダメージが半減します。

 

これで冷静になって新たな方法を思いつくこともあったし、

ママがやってくるまでの時間を耐えるかできます。

※聴覚が敏感な方は、耳栓がおすすめです。耳栓でかなり精神的な疲労が軽減します。

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子どもの意識をそらす

 

眼法は、自分の意識を別なものに向け、冷静になるためにも使えますが、

気をそらすということで言えば、子供に対しても使えます。

黒豆仙人がやってうまくいった子どもの意識をそらす方法。

  • 優しく抱きしめて背中をさする
  • 「おさんぽ行こうか?」
  • 「お母さん(お父さん)のところ行きたい?」といって抱っこかおんぶする
  • シャボン玉を飛ばす
  • 絵本を読む
  • 風船をふくらます
  • 機関車トーマスの玩具で遊ぶ
  • 「お水飲む?」と水などを与える
  • 「おやつ食べるか?」(子どもはバナナ大好き。子供向けのクッキーなども効果あるがアレルギーに注意)
  • 「お母さん(お父さん)、もうすぐ帰ってくるよ?」と話しかける
  • 「どうしたいの?」ときいてみる
  • アンパンマン、しまじろう
    おかあさんといっしょなどのテレビで注意を引く。(多用は禁物)

発達の段階も、興味の対象も子どもによってちがいます。

いろいろお試しあれ。

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黒豆仙人

ほんと、子どもによって違うんだ。上の子が一番性格が激しいよなぁ(進行形)

黒豆の娘ラン

な~に~が~!(怒)

 

まとめ

  • 落ち着かせるのは、まず自分から
  • 子どもは親の鏡
  • 最終兵器は耳指ガード

 

以上、武術家の子どもかんしゃく対処法でした。

 

子どもにもよりますが、

気性の激しい子の子育ては本当に大変で、ストレスが大きいです。

 

だから独りで抱えて心が壊れないうちに、

助けを求めるのもよい……ですが、

おそらくこれを読んでいる人は、

自分でなんとか解決せざるを得ないの環境にあるのでしょう。

 

ならば、ストレスマネージメントに、下記の記事が助けとなるかもしれません。

 

 

読んで下さったあなたの苦痛や悩みが、

ほんの少しだけでも和らげられることを願っております。

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