太極拳の横へ移動する脚の運び、側行歩(歩法)

黒豆仙人

太極拳の足の動き、側行歩(そくこうほ・ツァシンブ―・Cè xíng bù)について解説するね

 

今回の記事では、太極拳で基礎的な歩法、側行歩を学べます。

 

要するに、横へ移動するカニ歩きですが、

これをゆっくり動くことで、

荷重移動を体感でき、バランス感覚が磨かれて身体操作が緻密になります。

 

読まれる前に、そもそも太極拳を知らない人や、

バランスに自信のない人は、

  • 丹田呼吸法
  • 武術三原則
  • 独立歩

 

などを参照ください。

下記のリンク先から別記事をクリックしてご覧いただけます。

 

側行歩(そくこうほ・ツァシンブ―・Cè xíng bù)のやり方

 

側行歩(そくこうほ・ツァシンブ―・Cè xíng bù)は、

正面に体が向いたまま横向きに移動していく、いわゆるカニ歩きです。

 

ちなみに紹介するのは、簡化太極拳における側行歩ですが、

太極拳と言えど流派によって差異があったりします。

 

それでは、太極拳的カニさん歩き、側行歩をやってみましょう。

 

側行歩(そくこうほ・ツァシンブ―・Cè xíng bù)のやり方

  • 手順1
    気をつけ(並歩)。二枚目は後ろから見た画像。
  • 手順2
    左へ移動する場合、まず右脚に重心を完全に移して体軸を安定させてから、ゆっくり左足の踵、つま先の順番で挙げる。左足を宙に浮かせる。(地面を引きずらない)
  • 手順3
    左足を浮かしたまま左へ運び、つま先から地面につける。
  • 手順4
    つま先から足裏までゆっくり地面につけて、重心を真ん中にもってくる。肩幅に足を開く。(与肩同寛)
  • 手順5
    頭の高さが上下しないように腰の高さを保ちながら、続けて左へ移動する場合、今度は脚に重心を移して安定してから、右脚を踵から徐々に浮かす。
  • 手順6
    ゆっくり右足を宙に浮かせて、左足に寄せる。この時、足が地面を引きずらない!
  • 手順7
    つま先、足裏の順番で、ゆっくり地面につけて最初の並歩に戻る
  •  

動かす足は地面から浮かす。地面につけたまま引きずらないためには、荷重移動、丹田呼吸をすること。

 

黒豆娘ラン

太極拳でゆっくりやるなら、並歩で始めて終わりの並歩まで、だいたい8~10秒くらいかけてやってみて。左右4歩ずつやってみようか

 

 

コツ

丹田に力を入れ、姿勢はまっすぐ、広く遠く正面をぼんやり見る(武術三原則)。

体重移動の際、軸足に体重を載せて安定させ、暗闇で移動するように慎重に音をさせないように足を運ぶこと。

ドスンと音を立てて着地しないように移動する。

 

まとめ

  • 側行歩は足音を立てないカニ歩き
  • 丹田に力を入れ、眼法を正す
  • 片道8~10秒かけて、左右4回ずつ試してごらん

 

側行歩(そくこうほ・ツァシンブ―・Cè xíng bù)、についてでした。

 

もし簡単でしたら、もっとゆっくり、

倍の20秒くらい時間をかけてやってみて下さい。

 

荷重移動をしっかり実感できるし、いい筋トレになると思います。

 

また、今回は場所を取らないので、その場で往復しましたが、

往復せずに片側へ移動し続けることもやってみてください。

 

もし、不安定になりがちならば、下記のリンク先記事が役立つかもしれませんので、

ご覧ください。

 

以上、読んで下さってありがとうございます。

健康と笑顔の毎日を過ごされますようにーー!

 

1 Comment

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください