黒豆仙人
カンフーでは、「数をかけて練習しろ」と、
指導者は口を揃えていいます。
数をこなすことが質を高める方法なのは、
どんな習い事、学習や研究でも一緒です。
続けるコツについて知りたい方は、をご覧ください。
「そんな根性論、流行らないよ」
「手間も時間もかけないで、もっとパッと楽な方法で上手くなれるでしょ?」
確かに、より効率のいい上達方法はあるでしょう。
闇雲に同じことの繰り返しではダメで、
「どうすればもっと上達するのか?」という修正する頭も必要です。
フィードバックを踏まえた上での話、
どんな方法であれ大前提として数をかけなければならないのは、
人間の脳の仕組み上、さけて通れない理由があるのです。
数をかけると3ついいことがある
数をかけて練習することは、
あなたにとって以下の3つのいいことがあります。
- どんどんできるようになる。
- 記憶に定着する。
- 自信がつく。
どんどんできるようになる
あなたが、より良くなりたい、と心から望みながら、
同じ動きを数かけて練習していると、たまたま上手くいったり、
「あっ! これだ!」
と閃きが生まれたりを繰り返して上達します。
これは、反復刺激によって神経伝達の回路網ができるという、
脳のシステム(運動学習)があるからです。(https://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/files/public/0/210/20141016115646976917/Hirodai-Hokengaku-J_1-1_22-28_2001.pdf 運動学習について参照)
あなたの脳は、理想に近づこうと反復練習をすると、
失敗と認識したことをやらなくなり、
上手くいったことをしようとします。
(シナプスを抑制する長期抑圧とシナプスの伝導効率をよくする長期増強)
つまり、トライ&エラーを数多く繰り返すほど、
あなたは確実に上手くなる可能性が高まるわけです。
黒豆の娘ラン
ただ漠然とやる、または、やらされているという作業になると、
上達がなくなってきますから、物事に取り組む心身の姿勢って大事です。
やらされているのかどうか、
自分というものが全然わからない、
という人は下記のリンクをポチッと!
記憶に定着する
人間は忘れる生き物なので
、やらないと忘れてしまいます。(エビングハウスの忘却曲線)
逆に、やればやるほど記憶に定着するのは、
勉強も運動も一緒です。
人間の記憶には、ざっくりわけて覚えてもすぐ忘れる短期記憶と、
長く覚えている長期記憶があります。
運動の場合は手続き的記憶といって、
反復練習を長期記憶にすると半永久的に覚えています。
これは一度自転車の乗り方を覚えると、
何年かぶりに乗っても乗れるのも、手続き的記憶です。
![](https://kuromamesennin.com/wp-content/uploads/2018/09/chengchui_2639-300x215.jpg)
八極拳、金剛八式之一、撑锤(しょうすい、チェンチュイ、chengchui)
たとえば中国武術の八極拳という拳法。
基本突きが形になるのに、
左右合計32000回は打て、と言われます。
少なくとも黒豆仙人は修行時代に老師からそう教わりました。
数字の8は、中国では縁起がよく、32000はその倍数です。
縁起のよさはともかく、
それだけたくさんの数をこなすのは、
運動学習によって脳の神経伝達の効率が変わることと、
習慣化して長期記憶にすることを考えると、
あながちまちがいともいえません。
32000回というノルマをこなそうと思ったら、
一日でこなすのは難しいでしょう。
仮に一日100回打ったとしても、
320日で10か月半はかかるわけです。
人は新しいなにかを習慣化するまでに、
ある研究によれば平均66日かかるとも言われます。
無論、これには個人差は大なり小なりあります。(18日から254日)
脳機能に問題でもない限り、
誰でも約10か月も続けられれば、
体に染みつくレベルで記憶しているでしょう。
黒豆仙人
その黒豆仙人の実体験に基づく、
カンフー式の継続のコツについては,
僕が70000回のパンチを達成した方法(続けるコツ・習慣化術)に書いてます。
自信がつく
数をかけると、おのずと上達もしてくるし、
記憶にも定着してきます。
そしてそれが、
自分はこれだけのことをしてきた、という自負になり、
「自分ってできるんだ!」
という自己効力感の上昇につながります。
それは見栄でも虚栄でもない根拠のある自信です。
根拠がなくても自信満々でいた方が、
人は能力を十分に発揮できて仕事力の向上につながるのは、
心理学的にもいわれていることですが、
数をかけた方がより信憑性があるでしょう?
大事なの自信……自分の可能性を信じること。
ですが、他者と自分を比べてばかりいると、
簡単にそれは失われてしまいます。
なぜなら世の中自分より優れたところを持つ人は、
いくらでもいて際限がないからです。
比較するな、と言ってもしてしまうのが人間なので、
できるだけ早く比較している自分に気づくことです。
その具体的方法は、会議や長話、愚痴のムダ時間を有効活用する瞑想法、内観(観行)で紹介しています。
![](https://kuromamesennin.com/wp-content/uploads/2018/09/00673-peoples-free-160x160.jpg)
生きていく上で不可欠な自信ですが、
実はそれに体の使い方も影響があり関係しています。
※自信と体との関係については、また別に記事を書きます
まとめ
- 数と時間をかけて脳みそが変わっていく
- 数こなせば、自信が湧いて頭に残ってデキる奴になる
- 大事なのはトライ&エラーさ
数は力です。
数をこなせば、質もやがて向上してくるからです。
以上、カンフー式なんでも上達のコツ、
数をかけることの大事さについてでした。
読んで下さってありがとうございます。
「でも、継続とか苦手でムリ」
「そんなん続かないよ。どうしたらいいの?」
そんなあなたには、黒豆仙人が実践したカンフー的習慣化術を、
以下のリンク先に紹介いたします。
![](https://kuromamesennin.com/wp-content/uploads/2018/09/chengchui_2639-160x160.jpg)
お楽しみに。
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